NB-AUCTION/Selling


SELLING ITEMS


<<スピンオフNB Selling 完売御礼!>>
<<オークション終了>>
3日間たくさんのアクセスをありがとうございました。
これにてSpin-off NB第一回終了となります。



1. Euphorbia gymnocalycioides, Habitat series with Brown Rocks

売り切れ!

Plant diameter(株径): 55mm
Plant Height(株高): 13mm(花除く)

地面に半分埋まって、ぺったりと。上から見ても、横から見ても、ため息。いくつかつくったギムノのHabitat seriesでも、結構気に入っている一鉢。ユーホの中でも、指折りに好きな種だ。サイズ感もたっぷりで、見応え十分。大きくなるのは、なかなかに時間がかります。この株は、小さな時にカキ子したものをじっくり育てた個体です。

被さり石

2~10. Abromeitiella chlorantha, Habitat series in 66pot

2.

売り切れ!
3.

売り切れ!
4.

売り切れ!
5.

売り切れ!
6.

売り切れ!
7.

売り切れ!
8.

売り切れ!
9.

売り切れ!
10.

売り切れ!


11. Euphorbia horwoodii, seedling

売り切れ!

Plant diameter(株径): 15mm(刺除く)
Plant Height(株高): 10mm(刺除く)

もはやキャプションは必要ない..、言わずと知れたホルウッディ。実生正木苗。

With perfect label

F.K. Horwood
The レジェンド


12. Euphorbia horwoodii, seedling

売り切れ!

Plant diameter: 15mm(刺除く)
Plant Height: 18mm(刺除く)

実生球に独特の、色彩感。健康な株で、安定しているので、ここから、急がず焦らず、焼かず縮めずで、じっくりとつくっていきたい実生株です。実生正木苗。



13. Euphorbia gamkensis, Habitat series with OK-Rocks

売り切れ!

Plant Height(株高): 40mm
Plant diameter(株径): 70mm

OK-Rockというのは、日本のある地域の、ごく限られた範囲(5m×5m)!でだけ、知られている。地面に表出していて拾うことができるのだが、言われなければ、その場所はまず分からない。白やピンク、緑など様々な色合いがあり、蜘蛛の巣状に線が走る。まっすぐな面が出やすいようで、非常に面白い石素材だ。Okanoさんが産地を発見したので、私は通称OK-Rockと呼んでいる。石って、拾えばしまいでしょ?と思いがちだが、 やはり植物同様、なんでもいいわけじゃあない。日頃から、地面を意識したり、他県にいい石がありそうと聞けば旅をし、時には海外から引いたりもして、理想の景色を求めていくのだ。
さて、このガムケンシス、1週間ほど前、梅雨明けからやっきになって、花をあげてきた。丸胴で短いアームを維持した、健康そのものの姿だ。

珍しいピンクのOk-Rockを配して
たくさんの蕾が
もうすぐ満開かな
Ok-Rock 拾い中..



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

AUCTION ITEMS

オークション入札方法
principle997@gmail.comまで、
・入札希望のアイテム番号と入札価格
・お名前

をお知らせください。
今回のオークションは非公開入札方式で、8/8(土) 21:00の時点での最高入札額を 一度だけ開示いたします。その後終了まで価格の開示はありません。入札は何度でも可能です。もし同額の入札があった場合は、早い方の入札が優先されます。開始価格は、1円からのスタートで、最低落札価格の設定はありません。ファーストプライス方式で、入札価格が落札価格となります。
<<スケジュール>>
8/7(金) 21:00 open 順次入札開始

8/8(土) 21:00 最高入札額 開示

8/9(日)21:00~ 入札締め切り

今回のオークションシステムは、一般的なセリ会やヤフオクとは違っています。開催中、現在価格の更新は一度しかありませんし、どれだけの方が入札に参加しているのかも分かりません。イメージとしては、それぞれの株の前に置かれた投票箱に、自分の希望する値段を書いて入れ、終了後にその箱を開けて、最高入札者が落札に至る..、という感じでしょう。基本的には、この植物なら、この値段を払う値打ちがある、と思える価格を見定めて入札していただくシステムになっていると思います。終了直前の価格開示/更新をしないシステムですから、ヤフオクであるような終了間際の”つば競り合い”は起きないでしょうし、終了間際の入札というのも、あまり意味がないでしょう。もちろん、低い値段では、より欲する相手に負けてしまいますし、あまりに価格帯が五里霧中では入札しづらいので、8/8 21:00 時点での最高入札額の開示を確認して、参考にしていただければと思います。他者と競り合いの末勝つ、というよりも、ご自身でモノの値打ちを見定め見極める意味合いの強いオークションになると期待しています。もしオークションの方法で何か疑問がありましたら、メールでご連絡ください。

それでは、スピンオフNBスペシャルオークション、日曜夜まで楽しみましょう。

1: Euphorbia gymnocalycioides, Habitat series with Black Rocks

Plant diameter: 60mm
Plant Height: 15mm(花除く)
End time 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 38000円
End Bid(落札額):  56000円

ソマリアの隣国エチオピアに固有のユーホルビアで、今やわざわざ説明することもないような有名種だ。80年代発見当時もっともセンセーショナルな種として受け入れられ、満を辞してユーホルビアジャーナルIII巻の表紙を飾るに至った。発見から数十年経ち、今では手に入れる困難さはかつてほどではないかもしれない。それでも、普及と憧れは反比例しないことを証明する、魅力ある種といえる。原産地でも、地面に半分埋まったように生え、疣づいた厚い稜は”武装したオベサ”..、のような風態だ。最大では大きなこぶしほどに育つ。さて、今回出品の株は、かなりの大玉な方で、小さい頃に接ぎおろしたものを、自根で育てて大きくしたものだ。今、開花は中盤をむかえている。Habitat seriesとして仕上げ、焼けたような風合いの好い黒石を配してある。石に背中を任せたり、石が被っている様というのは、いかにも現地的。今の時期、成長点が動き出しており、健康でこれからの成長も楽しみだ。吸い込まれるような成長点..。一生飽きないかもしれない。

低い
石の向こうに
“One of the most exciting finds..”

2: Euphorbia gymnocalycioides, Double-heads, Habitat series with Burnt-Black Rocks

Plant diameter (株径): 45mm, 27mm
Plant Height(株高): 25mm
End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 32001円
End Bid(落札額): 46200円

もう一つ、ギムノカリキウムオイデス。ダブルヘッドの個体だ。 これも昔に親からふいたカキ子をうまく2頭のままはずして、育てたもの。
最近母岩を手にいれて、砕いては気に入っているBBR(Burnt-Black Rock)、鉄分が多いのか、断面は錆び焦げたような茶色、新しい面は、真っ黒という表情豊かな石だ。

双頭
大きい方の頭
45mm 径
小さい方の頭
27mm 径
BBR
良い
ぱっくり
BBR

3: Resnova megaphylla, Habitat series 

Plant diameter(株径): 70mm
End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 8800円 
End Bid(落札額): 27000円
レスノバは、レデボウリアなどに近縁の種で、メガフィラは、南ア東部の夏季降雨地域に生する夏型の球根種だ。毎年、1~3枚の葉を出し、葉色や、スポット模様の濃淡、パターンが様々で、バリエーションがとても面白い。この個体は、葉が青みがかっていて、均一にスポットが散る様がなかなか素晴らしい。また、基本的に丈夫な種で、そこまで気を使わなくても、長くつきあっていける種であることも嬉しい。
Surface Sandは、元々が南アの植物を思いながら作ったものだから、こういった球根種にはとてもマッチする。球根というのは、枯れている間何もなくなって寂しいものだが、Habitat seriesなら、枯れた葉、石英の散らばった表土、そして、再来する芽出し。表土すら期待をはらんでいる。

4: Abromeitiella chlorantha, Habitat series in 66pot

End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 3500円
End Bid(落札額):  4000円

クロランサは、南米アルゼンチン、ボリビアに分布するクッション植物で、ごく少ない降雨の中生き抜き、巨大なクッション(群生)を形成している。そんな過酷な環境に生息しているだけに、栽培下においても暑さ、寒さに強く、乾き、多湿にも耐え、一度発根してしまえばかなり強健といえる種だ。一頭が数頭に分岐していくことで、次第しだいに大きなクラスターを作っていく。よく、古い趣味家の温室に遊びにうかがうと、こんもりと、時には温室のレールを巻き込んで鎮座する大群生を見かけたりする。
クロランサ、sellingでも出していますが、今回仕上げた、Habitat series in 66potの中で、特に気に入っているものを2つオークションでも出そうかと。Habitat seriesは、同じものは一つとしてできないですから、こういう同じ66potというフォーマットの中で、自分の好きなものを選ぶというのは、植物を買う醍醐味と言えるでしょう。クロランサに寄り添うこの石、積層の様子がよく見えて面白いですね。こういうのは、数欲しくてもなかなか、ないものです。

放置すると..。ケースに喰らいつく。
素直に群生し続ければ、まん丸に。
岩にぶつかり、溶けたアイスのように。

5: Abromeitiella chlorantha, Habitat series in 66pot

End time(終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 3000円
End Bid(落札額):  3600円

もう一つ。これもOK-Rockで。そのうち、石も、66potも巻き込まれてしまうのだろうか。

6: Euphorbia horwoodii, Habitat series in 66pot, Sun-burnt body

Plant diameter(株径): 15mm
Plant height(株高): 21mm
End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 28000円
End Bid(落札額):  36600円

今回出品しているホルウッディは、どれも正木で、数年前海外の友人に小さな実生苗を譲ってもらったものだ。この株は、ご覧の通りわき腹に焼け痕があるのだが、これは小さい時に焼いてしまったものだ。幸いに皮一枚で済んだようで、今ではもちろん健康そのものだ。球体に瑞々しいヒビ割れが見える。Habitat seriesにしてみれば、この傷も、楽しめたりする。現地でも、時に焼けてしまうことあるはずだ。いままさに成長していて、成長点付近は新しい刺/葉が見えている。伸ばさず縮めず、ほどよい潅水のコントロールが重要だ。潅水量の微妙な調節にもSurface sandは役に立つ。鉢内の水分量も程よく調整してくれるし、水は一度たまってからじんわりと染み込むので、程よい水やり加減が可能なのだ。現地というのは、雨が降ればよく水たまりができる。Surface sandは、まさにそういう”機能”も持っているのだ。この個体は、頭が低く丸く、期待している。

7: Euphorbia horwoodii, Habitat series with white crystal in 66pot

Plant diameter(株径): 18mm(刺除く)
End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 22000円
End Bid(落札額):  24556円

さあ、ホルウッディもこれが最後の一株。横たわる、這う、という状態は、植物にとって、頂面の腋芽にも勢いが分散する姿勢。オーキシンの作用など、いろいろありますが、簡単にいえば、頂芽がいたずらに伸びにくくなるでしょう。横這いで安定したこの株、どう動いてゆくか楽しみです。

8: Euphorbia gamkensis, Habitat series, Rock-Snuggling style

Plant diameter(株径): 90mm(刺除く)
Plant height(株高): 40mm
End time(入札終了時刻) 2020-08-09 21:00
Highest bid(8/8 21:00時点最高入札価格): 27500円
End Bid(落札額):  37000円

Snuggle-というのは、”寄り添う”という意味だ。’snaggle’とはスペルが違う。先のNBアーカイブ記事でも書いていたが、この株も導入から4年は維持しているもので、安定した元気な株だ。ガムケンシスは、平原であまり大きな遮蔽物のない場所に生えている。大きな岩に寄り添ったり、やはりそういう場所には種子が飛んでひっかったり、雨で流れた種子がひっかかって生えるのだろう。岩の影というのは、1日の強いひざしの休息を与えてくれる存在に違いない。そういう場所の株は、吹きさらしの場所よりも健やかに、大きく育っている。さて、そんなわけでHabitat seriesでもRock-snuggling Style(”岩に寄り添うスタイル”)で仕上げることにした。このまま維持していれば、アームが自然と垂直方向をとらえるようになって、素晴らしい景色になるのを確信している。
Snuggling Styleの見所は、やはり背なの姿。石を背負って向こうに見える植物の姿は、普通よりもずっと扇情的だ。そしてまた、実際的には、株元に石があることで、万が一の強い日差しから守られることになる。もし枝先はやられても、株元が健在なら致命傷には至らない。これもまた、自然の秘密だ。

この角度が、最高
たっぷりの日差しで紫色になる
花が、きてる