Kaktusy Special Issue launch!


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Kaktusy Special Issue 1 (2020)
“Uniqueness of Japanese Succulents growers(日本のユニークな趣味家の世界)”

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 チェコの多肉植物協会SPKS(Spolek Pěstitelů Kaktusů a Sukulentů v Praze, zal. 1922)の出版するKAKTUSY 誌から日本の特集号が出版されました。

 2017年、SPKSの役員でもあるPetr Pavelka氏が初めて日本を訪れた。温室を案内しながら話に花を咲かせていると、彼がふとあるサボテンの話を始めた。エキノプシス ‘白条丸’という、日本では”古めかしい”といっていいような古典的な園芸種についてだ。いわゆるモンストの園芸種で、ふつうは独立して点々としたアレオーレが、縦につながって一本の白い線のように見える。そこから”白条”丸と名がつけられたのだろう。ペトラが言うに、この品種はチェコでは日本の園芸種として有名だそうで、彼のお父さんも古くから育てていたという。白条丸(彼は、Hakuyoと呼んでいた)は、日本を象徴するサボテンなのだそうだ。日本ではありふれて、今や忘れられているような品種が、ヨーロッパでそんな風に思われていると知って、違うものだと感じたのだった。その後も日本では当たり前のような普及種を見つけては、これは見たことがないと喜んでいる様子を何度も見た。

エキノプシス cv. ‘白条丸’

 話はそこからひろがり、日本独自のカルティバー(園芸種)について、一冊の特集を出したら面白いかもしれないという話になった。そしてその翌年、彼が日本を再訪した時に、協会から正式に特集号の編集を任されることになったのだった。それから2年、構成、撮影、文章を任され、協会の編集部とのやりとりを続け、このたびようやく無事に出版することができました。海外誌で日本の多肉植物の世界が詳しく紹介されるのは、今回のこの特集号が初めてのことかもしれません。とはいえ、チェコ語での出版のみでは多くの人にとっては言語的な壁が高いということで、今回協会に頼んで特別に英語版を同時出版してもらいました。これなら、世界中どこの国の趣味家にでも、日本の多肉植物の世界を知ってもらえることができるでしょう。各国に散らばる友人たちにdistributorになってもらって、ドイツ、ベルギー、オランダ、スペイン、ポルトガル、イタリア、フランス、タイ、インドネシア、アメリカ..他など各国から販売の予定です。



 日本の多肉植物の世界というのは、外からみればやはり独特なもので、風変わりな園芸種の美(ときには”醜悪”といわれようと)を見出し、生み出してきました。そして、それを作り出し育てた趣味家たちもまた一層ユニークなのです。今回の特集では、その両方を、またできるだけ品種の偏りなく紹介したいと思いました。エキスパートは、それぞれの好みの分野を深く広く掘り下げて楽しみきっているものです。彼らをインタビューしていけば、おのずと様々な種類を含みつつ、それぞれの濃密な世界が描けるのではないかというアイデアを基調に、今回の特別号は完成しました。海外へ向けて組んだ日本の特集ではありますが、我々日本の愛好家たちが読んだとしても、目新しい面白い内容が多く含まれているでしょう。ここに紹介された8人の趣味家たち、誰もが知る有名な方もいれば、普通は表に出ることのない人まで、頼もしい友人たちに協力していただきました。この場を借りて深くお礼申しあげます。

目次
Foreword
Description of new Cotyledon cultivar-Cotyledon cv. ‘Konodon’    -by Petr Pavelka
1 Kono Tadayoshi –The pure succulentist
2 Kobayashi Hiroshi –Plants from Lavranos, Hammer, Making, Specks, Cok….
3 Takamizawa Masashi –Astonishing breeder of Gasteria armstrongii
4 Toshida Tadaaki –A keen grower of Bulbs
5 Takase Kazuhachi –Superb Haworthia collector
6 Yabe Hiroshi –Full of varieties from overseas
7 Yoneda Koichiro –Mr. Utahia
8 Ikeda Tetsuro –Hidden garden of dumplings(Lithops and Conophytum)

New cultivar Ceraria ‘Namapyensis’,
Hybrid of namaquensis and pygmaea
世界初発表 ケラリア属種間交配
ナマクエンシス✖︎ピグマエア

 今回の特集号で私の温室から日本発の世界初発表のカルティバー(cultivar: cv., 園芸種)2種が紹介されています。表紙にもなっている矮性のコチレドンは、ペトラが私の温室で見つけ、cv.’Konodon’としてペトラによって記載されています。また私のページで紹介している、Ceraria属の貴重な種間交配cv. ‘Namapyensis’(C. namaquensis×C. pygmaea)も本誌で晴れて、はれての世界初発表です。ここでしか読めない内容をあわせてお楽しみ下さい。

 さて、この特集号(英語版)が手に入るのはこのwebだけです。一冊1500円からお求めいただけます。1冊からのご注文はもちろん、ご友人たちとまとめてご購入されても結構です。英語版は全250部限定刷りですから、お早めにぜひ。principle997*gmail.com(✳︎を@に)まで以下の内容でメールをいただくか、もしくはインスタグラムのダイレクトメッセージ欄からでも購入の旨、お気軽にどうぞ。送料>>1~2冊—スマートレター(180円)  3冊以上—レターパックプラス(520円)。

email;principle997*gmail.com(*→@)宛て

件名;Kaktusy注文
・お名前
・送り先住所/郵便番号
・注文冊数(1冊1500円)

もしくは、Instagramのメッセージ欄から。
>>Tadayoshi_konoのインスタグラム

–Fin–