Shipment of Re-Tokoname Today!
ご注文いただいた皆様。本日発送を致しました。一個一個、布で、美しく梱包してあります。植木鉢が傷つかない様、一個一個、布で包んであります。それぞれの布には、THE SUCCULENTIST®︎のロゴが印刷されています。まるで和菓子の様に、包まれた”Disk”は、これからTHE SUCCUENTIST ®︎の植木鉢に欠かせない象徴的な存在となるでしょう。
サナというのは、元来、日本の古典園芸の世界で使われていたもので、今でいう鉢底網です。昔は、樹脂製品などありませんから、代わりにこういうものを使っていたのです。今でも伝統的な錦鉢や楽鉢などを使う世界では、こうした伝統的なサナも使われているでしょう。しかし、多肉植物の世界においては、知られざる、ものであり、便利なメッシュの鉢底網が使われることがほとんどです。鉢底網は、好きな大きさに自由に手で切ることができ、大変便利なものです。ただ、次の植え替えの際に、複雑に根が食い込んで絡まり、果たして根を切らなくてはいけないことになってしまいます。強健な種であれば、多少根を切ろうが大した問題はありませんが、繊細な種や、斑入りのものなどは、こうした植え替えの際の根の扱い一つで、機嫌を損ねて枯らしてことがあるのです。こうしたことを嫌う古い趣味家の中には、植木鉢の割れてしまった破片(ガラ)を数枚、底穴に被せて、塞いだりもします。このやり方は、とても理に適ったものなのです。何より、このサナは、一層風情のあるものです。中央部の穴をなくし、外縁のみに水を通すギザ穴を設けました。古典的なサナというアイテムを現代的なデザインに再解釈したものが、例の”Disk”なのです。植え替えに際して、まずこのDiskを鉢底に置く、丁寧に、正中を合わせて整える。その時間が、心を落ち着け、より丁寧に植え替えに向かう心を用意してくれるでしょう。
-THE SUCCULENTIST®︎